感染症に注意!夏の虫よけ対策

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「感染症に注意!夏の虫よけ対策」についてのお話です🎐
以前にも同様の記事を投稿していますが、内容をアップデートしてお話していきます。
今年も災害級の暑さで35度を超える地域もあり、猛暑日に驚きもしないほどになりましたね。
少し前にSNSでは「最近見かけないと思っていたけど、35度以上だと蚊は活動できないらしい」という投稿が話題になりました。
蚊の飛翔は10度~35度までという論文もあるそうです。
皆様は外出時だけではなく、屋内や睡眠中も虫よけ対策を行っていますか?

蚊の生態とは?

蚊には種類がありますが、一般的に見られる蚊には、アカイエカやヒトスジシマカ(ヤブ蚊)と言われています。
水のあるところに卵を産み付けますが、蚊の種類によってその場所は異なります。
水のきれいなところを好むもの、汚いところを好むもの、広い場所を好むもの、空き缶や空き瓶などのわずかなたまり水を好むものなど多様です。
そのため、幼虫の生息場所も池や下水溝、浄化槽、水田、古タイヤ、墓地の花立、空き缶などがあり、少量の水でも増殖できます。
気温25~30度の場合、アカイエカはわずか10日ほどで卵から成虫になるため、条件が揃えば爆発的に増えることがあります。

蚊の寿命は種類や条件によって様々でオスは羽化後数日、メスは数回産卵するためオスより長く生きる傾向にあります。
成虫のメスは20~40日、またはそれ以上生きることも可能です。

吸血するのはメスだけ?!

蚊のエネルギー源は糖分で普段は花の蜜などを吸って生活しています。
メスだけが産卵のための栄養源として吸血しており、オスは吸血しません。
人が出す炭酸ガスや皮膚のニオイ・温度を感知して吸血源を探し求めます。

【蚊にさされやすい人】
・体温が高い人
・肥満傾向の人
・汗をかいている人
・黒い服を着ている人
・お酒を飲んている人
・血液型がO型の人

蚊はその種類により吸血する時間が異なり、アカイエカは夕方から夜にかけて、ヒトスジシマカ(通称:ヤブ蚊)は昼から夕方にかけて吸血します。
また、ビルの浄化槽で発生して、オフィスで吸血するのがチカイエカです。
地下鉄などで見かける蚊もこのチカイエカで年中発生します。

蚊による感染症に注意

蚊に刺されるとかゆみを生じます。
これは、吸血の際、抗凝血作用物質(血が凝固することを防止するためのもの)を含んだ唾液を注入され、この唾液によってアレルギー反応を起こすためです。
蚊の被害で最も恐ろしいのは、蚊に刺されることにより感染症にかかってしまうことです。

蚊が媒介する感染症として日本では日本脳炎、近年ではデング熱が広く知られています。
日本脳炎は、豚を宿主としてコガタアカイエカが媒介する感染症です。
豚を隔離しコガタアカイエカを駆除することで沈静化し、近年は患者数が年間数名~十数名程度になりました。
ペットの病気としてフィラリア、海外ではマラリア、デング熱、ウエストナイル熱などがあります。
もし蚊に刺されたら患部を水洗いして汗や汚れを落としてから、外用薬などを塗布しましょう。
また、患部を冷やすとかゆみが抑えられ、腫れや炎症を予防する効果があります。
かゆみに耐えられずに掻いてしまいがちですが、皮膚が傷付いたり、傷から雑菌が入ったりします。
早めに対処することが大切ですが、対処しても腫れがひかない場合は皮膚科を受診してください。

しっかり虫よけ対策を

家の周り

幼虫であるボウフラは、空き缶、ペットボトル、バケツ、側溝、古タイヤ、植木鉢の鉢受け等、少しの水があればそこで孵化してしまいます。
家の周りの水たまりをなくし、溝の掃除をし、ボウフラのすみかを無くすことを心がけてください。

家の中

【扇風機を使う】

蚊は飛ぶ力がそれほど強くないため、風がある場所にはなかなか近づけません。
そのため、人がいる場所に扇風機で風を送るようにすると蚊に刺されにくくなります。

【窓や玄関、あみ戸等をしっかり閉める】

とても小さな隙間からでも侵入が可能で、人について侵入することもあります。
上の階に住んでいるからと安心していても、エレベーター等でビルやマンション内のどこでも移動が可能です。

【蚊に効く殺虫剤などで蚊のいない空間を作る】

蚊が家の中に侵入してしまった場合は、薬剤の使用がおすすめです。
ワンプッシュ系や液体蚊取り、線香などがあります
ただし、ペットや赤ちゃんがいても使えるものかどうか、また、マンション等集合住宅では蚊取り線香の使用を禁止しているところもありますので確認してから使用しましょう。

外出や外で作業をするとき

畑仕事やガーデニング、キャンプなど自然が多い場所では、長袖を着用して皮膚の露出を避けるようにしましょう。
暑くて長袖長ズボンが厳しい場合は、携帯用の虫よけスプレーや器具、蚊とり線香を使用することをおすすめします。

この記事の結論は?

以上が「感染症に注意!夏の虫よけ対策」についてのお話でした💁‍♀️
蚊に刺されない環境づくりの第一歩は、蚊を家に侵入させないことです。
完全に侵入を防ぐことは難しいため、侵入された場合の対策も講じておきましょう。
蚊に刺されてしまうと寝ている間に無意識で掻きすぎて炎症を悪化させたり、睡眠の質が下がる原因にもなります。
刺されてしまった場合は、早めに患部を洗い、外用薬を塗るようにしてください。

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