この記事でわかること
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は多くのご家庭で使われている「こたつを使うときの注意点」についてのお話です💁♀️
皆様は、設定温度やヒーターの部分などのチェックはしていますか?
火災や事故、怪我などをしないように一緒に確認していきましょう👍
こたつの起源とは?
こたつの歴史は古く、室町時代にまでさかのぼります。
当時は、囲炉裏の火力を落として灰をかぶせ、その上に簀の子に短い脚をつけた台を置き、衣服をかぶせたものだったそうです。
その後、床の一部を少し掘り下げて、低い位置に囲炉裏を設置する工夫もされました。
一般家庭に「掘りごたつ」が作られたのは明治時代になってからです。
日本で活動していたイギリス人陶芸家のバーナード・リーチが、どうしても正座が苦手だったので、腰掛けるタイプのこたつを提案したことが始まりでした。
現代で使われている熱源を電気にした「電気こたつ」が出来たのは戦後のことです。
昔に比べて火事や事故の心配が少なく、こたつが安全に利用できるようになりました。
お手入れが大事
電源を切ってプラグを向いたらヒーターの部分にホコリなどのゴミが溜まっていないか確認しましょう。
保護網やヒーターの部分のホコリは、掃除機や拭き掃除で定期的に除去することが大切です。
また、電源コードにいたみ、断線がないか確認しましょう。
使い方に注意
ホコリによる出火
ヒーターや保護網、コンセント周りにホコリがたまらないようにチェックしておきましょう。
その他にも、コードの破損やねじれ、たこ足配線などが無いように確認しておくことも大切です。
長時間使用による異常発熱・発火
寒いからと言ってずっと電源を入れっぱなしにしたり、電源を消し忘れて外出したことはありませんか?
こたつを長時間使用すると電源コードが異常発熱し始め、焦げ臭いにおいが発生し、発火→火災になる原因に繋がります。
定期的に電源を切ってヒーターが熱くなり過ぎないようにしたり、タイマー付きのコードに替えるなどの工夫をしてみましょう。
こたつの中に入れた衣類
生乾きの洗濯物や着る前の衣類をこたつに入れて温めていませんか?
衣類がヒーターカバーに近づくと徐々に熱が上がっていき、200度近くまで上がるそうです。
その後、約30分程度で発火すると言われていますので、少量でも衣類をこたつの中に入れるのはやめましょう。
こたつの掛け布団
洗濯物の衣類と同様、こたつの掛け布団がヒーターに触れたままになると発火します。
タイマーや温度調節機能、安全装置が付いていない場合は、定期的に電源を切ってヒーターが熱くなり過ぎないようにご確認下さい。
低温やけどに注意
本人も気づかないうちに皮膚の奥まで損傷していることが多く、高温が短時間作用するより重症化しやすいとされています。
発症すると、赤みや痛み、水ぶくれなどが現れ、2週間ほどかけて血流の悪化とともに細胞の壊死が進み、皮膚が黒くなっていきます。
寒いからと言ってヒーターのギリギリまで足を近づけたり、長時間使用するのはやめましょう。
こたつ寝はダメ
こたつ寝は、自律神経のバランスを崩しやすくする原因の一つです。
通常の睡眠では副交感神経が優位になることで体温が下がりますが、こたつによって身体が温められてしまい、睡眠による本来の体温変化ができなくなります。
この『睡眠時の体温の変化』ができなくなることで、自律神経のバランスが崩れやすくなることも考えられます。
こたつで寝て起きた後に感じる気だるさ、疲れが取れていないように感じるのは、自律神経のバランスが崩れることによる 睡眠の質の低下といえます。
脱水症状を引き起こし、さらに脱水症状から腸内の水分不足による便秘や、血中の水分が少なくなることで、心筋梗塞・脳梗塞などの病気をもたらすリスクさえあります。
また、こたつに入っている部分とこたつから出ている部分の温度差が生じることで風邪も引きやすくなります。
この記事の結論は?
弊社ではこたつ布団の打ち直しも承っております。
夏の間に湿気を含んで温まりが悪くなってたり、生地の傷み、落ちない汚れや中身の偏りなどが気になるという方は、ぜひ弊社での打ち直しをご検討ください✨