布団の干し方

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「布団の干し方」についてのお話です💁‍♀️
以前も同様の記事を投稿しましたが、内容をアップデートしてお話していきます。
晴れた日は、洗濯物やお布団などをなるべく外に干したいですよね。
特にこの暑い時期は、湿気も飛ばしやすく、乾きやすいですが、天日干しをするときの注意しておくポイントがあるので一緒にチェックしていきましょう👍

天日干しの効果とは?

そもそも布団を干すことには下記のようなメリットがあります。

湿気が飛んで布団がふっくらする

季節に関わらず、人は寝ている間に大量の汗をかきます。
そのまま放置しておくと布団が吸収した汗が原因で湿気を含み、カビが生える可能性があるのです。
布団を干して、湿気を逃すことでカビを生えにくくします。
また、布団の繊維が湿気を含んでいると、その分重くなり布団が萎んだ状態になります。
干して湿気を逃すことで布団が中綿の繊維が軽くなり、膨らみを取り戻し、ふっくらとします。
また、布団自体も軽くなっているので、体にかかる布団の重さも軽く快適に眠れます。
外に干せない場合は、ふとん乾燥機も効果的です。

臭いがなくなる

布団が吸収した汗が原因の臭いは、除湿することで臭いがとれます。
また、定期的に干して除湿しておけば、臭いの発生を抑えることも可能です.

カビ、ダニ対策

ダニが好む環境は、25度前後の高い温度と65%以上の高い湿度です。
ダニは湿度が下がると死んでしまうので、布団を干すことがダニ予防になります。
夏はダニが好む環境が整っているので定期的に布団を干すことが大切です。
冬でも布団の保温性と保湿性で、ダニの好む環境が整いやすいので定期的に干して乾燥させます。
他にも布団を天日干しをすると紫外線による殺菌効果が期待できますが、太陽に当たっている表面しか殺菌効果がありません。
しっかりと殺菌する場合は、1時間後に裏返して両面を干すことが大事です。

干すときの注意点とは?

布団の天日干しは、10時~15時の間に2時間ほど干すのが適切です。
朝から夕方まで干しっぱなしにすると、素材によっては日焼けや変色といったトラブルが起きます。
布団は、水分を吸収しやすいため、湿気の高まる早朝や夕方に干すのは避けましょう。
他にも布団の干し方にはいくつかの種類がありますが、天日干しをするときに気をつけることがいくつかあります。

花粉や排気ガスの付着

時期によっては、家の中に大量の花粉を持ち込むことになり、花粉症の人は症状がひどくなる可能性があります。
周囲の環境によっては花粉だけでなく排気ガスや砂などが付着することもあり、布団が汚れる原因になります。
気になる人は、シーツや布団干し袋を利用することをおすすめします。
布団干し袋とは、布団全体を覆うことができる専用のカバーです。
シーツや布団干し袋を使用すると、紫外線による側生地の退色を防ぐことができ、布団に直接花粉等がつくのを防ぐことができます。
また、黒い袋を使うことで日光を吸収しやすくし、袋内の温度を上げて効率良く湿気とダニの対策ができる布団の干し方もあります。
外に干せない場合は、部屋干しや布団乾燥機を使ってしっかり湿気を取り除くようにしましょう。

長時間干さない

頻繁に長時間の天日干しを繰り返すと紫外線による布団の劣化も考えられます。
日光に長時間当てることで布団の寿命が短くなる可能性があり、特に動物性素材を使用した布団は直射日光による劣化が早いです。
日光に当てる回数を減らしたり、長時間干すのを避けるように工夫をしましょう。

両面を干す

布団は厚みがあるので、干している途中に裏表を返して両面を干すことが大切です。
これは日光に当てる時だけでなく、室内で陰干しする際も同様です。
風が両面に当たるようにして効率的に乾燥させましょう。
両面の布団の干し方では、先に肌が触れる面を表にして長めに干してから裏返すのがおすすめです。
ただし、冬の敷布団の結露などがある場合は、状況に合わせて調整します。

布団を叩かない

布団の干し方といえば、最後に布団たたきを使って強く布団を叩くことも多いですが、実は間違ったやり方です。
布団を叩かない方が良い理由として…
・布団が傷む
・布団の詰め物が詰まり、吸湿性や保温力を損なう
・ダニの死骸などが細かくなり布団を室内に収めた際や、ご使用の際に細かくなったダニの死骸などが室内に浮遊しやすく床やフローリングなどに付着する
布団の表面のホコリを払う目的で布団たたきで表面を撫でる程度で十分です。
布団たたきを使用しなくても、手で撫でたり、洋服用のブラシを使うのも良いでしょう。
気になる場合は、布団用の掃除機でゴミやダニの死骸を除去するようにしましょう。

前日の天気にも注意

布団の干し方で注意したいのは、前日が大雨だった場合です。
空気中には多くの水分が含まれているため、空気中に水分が多いと布団がその湿気を吸ってしまう可能性もあります。
前日が雨だったのなら、水溜まりは乾ききっているのかなどを目安に湿度が下がってから干すようにすると良いでしょう。

干した後はすぐにしまわない

干し終わった布団は取り込んですぐにはしまわず、次のことを行ってから収納します。
・ふとん表面を払っておく
・布団がしっかり冷えてからしまう

布団が温かいまま収納すると、冷えた時に湿気が発生しやすくなります。
さらに、収納するために折り畳むと、布団が冷えにくく、ダニが好む環境が長く続いてしまいます。
布団が冷えるまで待ってから収納袋に入れて収納しましょう。
また、布団を干した後は布団用の掃除機でゴミ、ホコリ、ダニの死骸を除去しましょう。

干し方もいろいろ

布団を干す頻度や時間は布団によって異なります。

掛け布団

1~2週間に1度を目安に2時間程度の日陰干しをします。
綿布団は水分を吸いやすいので、週に1度が目安になります。
体に接する面に風が当たるように干すのがポイントです。

敷き布団

綿布団の場合は、1週間に2~3度、表と裏をそれぞれ2時間以上の天日干しをします。
ポリエステルや羊毛は、乾きが早いので週に1度程度でも大丈夫です。
掛け布団とは異なり、両面をそれぞれ風に当てるのがポイントです。

羽毛布団

高温になる場所には羽毛布団を干さないことです。
特に真夏に羽毛布団を干すして高温にさらされると中の羽毛を傷める原因となります。
陰干しができない場合は、短時間で干すか布団乾燥機を使いましょう。
天日干しのあと取り込んだ羽毛布団は、風通しのよい涼しい場所で予熱を取ってください。

この記事の結論は?

以上が「布団の干し方」についてのお話でした💁‍♀️
天日干し、陰干し、室内干しなど干し方がいろいろありますが、共通しているのは風を通して「乾燥させること」です。
正しい布団の干し方を知っていると、布団を清潔で快適な状態に保つことができます。
布団乾燥機や布団クリーナーなどの便利なアイテムを活用すれば、ハウスダストやダニを取り除き、より清潔に保てるのでぜひ試してみてください。

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