お布団が冷たい原因

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「布団が冷たい原因」についてのお話です。
以前「 はなまる日記 第469話 お布団の中が寒い原因🥶」を掲載しています。
冬なんだから布団は冷たくなるでしょ~なんて思うかもしれませんが、実はなかなか温まらない布団には何かしらの原因があります。
冬だからこそ冷たい布団を少しでも早く温めたいですよね。
今回は、少し内容をアップデートしてお話していきます。

なぜ温まらないの?

布団に入っても温まらない理由は3つあります。

1布団の素材が熱伝導率が高いから

熱伝導率とは熱が移動しやすい割合のことで、熱は温度の高い方から低い方へ移動します。
布団の中は体温で温められますが、温まった空気は外の低い温度に移動しようとします。
その際、熱伝導率の高い素材の布団はどんどん熱を移動させてしまい、いつまでも温まらないのです。
ちなみに、空気は熱伝導率が低く、断熱性に優れています。
よって、空気が多く含まれている羽毛布団などふっくらした布団は、熱伝導率が低く、断熱性に優れた布団というわけです。

2寒い空気は下にたまりやすいから

温かい空気は上昇し、冷たい空気は下層部にたまる性質があります。
それは、温かい空気より冷たい空気の体積が重いからです。
床に布団を敷いて寝ている場合は、冷たい空気層にあるので寒くなります。
また、戸建ての住宅などの場合、床下から冷たい空気が入り込むと布団が温まらない場合があります

3布団に隙間ができるから

布団の表面が体にフィットしないと隙間ができ、そこから寒い空気が入り込み布団が温まらないことがあります。
布団カバーを洗った際、洗濯糊が効きすぎてパリッとしてしまったり、側生地が硬く馴染まなかったりするとフィットしません。

原因と対策

お布団の中に入ってもなかなか温まらない、寒いという方は早急に対策をとりましょう。
原因が分からないことには、寝具の暖かグッズを使っても、あまり効果が期待できません。

底冷え・床冷え

フローリングや畳からの冷気がお布団の中にまで伝ってきます。
お住いの地域や住宅の構造によって底冷えの程度が変わりますが、敷布団やマットレスを床に直接置くことが原因のひとつです。
床と布団の間に結露ができたり、湿気を多く吸収してしまうため、温まりにくくなります。

  • 暖かいパッドを敷布団の上に敷く
  • 断熱シートを敷布団の下に敷く
  • 布団乾燥機をかけてから寝る

などの対策で底冷えを回避できます。

寝汗・寝冷え

寝汗は睡眠を深くする生理現象なので、通常は問題ありません。
しかし、冬に布団の中で寝汗が蒸れてしまうと、体を冷やしてしまいます。
布団カバー、シーツ、パッドなどが化学繊維だと吸水性・吸湿性が悪いので蒸れやすいです。
特に肌触りの良いモコモコと毛羽立ったものは注意が必要です。

  • ウール、ムートンなどの保温性・吸湿性に優れたパッドを使う
  • 科学繊維の暖かいパッドを使う場合は、掛け布団は吸水性・吸湿性に優れたものを使う
  • 体にフィットする布団にする

など、暖かさと湿度のバランスを上手にとって寝具を選んでみて下さい。

すきま風

ファイバー系のベッドマットレスからすきま風が入ってくることもあります。
実は、ここ3~4年で高反発ファイバー素材のマットレスが急激に増えているのは知っていましたか?
素材の通気性が良すぎるため、ベッドマットレスの側面から冷たいすきま風が入り込み、布団内部が一向に暖かくならないことがあるようです。
また、窓の近くに寝具を置くと窓からのすきま風で室内や布団が冷えてしまいます。

  • 厚手の敷パッドなどを併用する
  • 厚手のカーテンをかける

などですきま風対策をしてみましょう。

この記事の結論は?

以上が「お布団の中が寒い原因」についてのお話でした💁‍♀️
お布団の冷えは睡眠の質を下げ、冷え性が悪化したり、風邪などをひいたりする原因にもなります。
冬だからこそ寝具をしっかり見直して、温かい布団でおやすみ下さい💤

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