睡眠と歯

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「睡眠と歯」についてのお話です🦷
歯磨きやデンタルフロス、定期的な歯科検診などのデンタルケアはとても大切ですよね。
しかし、どれだけ丁寧に歯を大切にしていても睡眠時間によっては、歯の健康が左右されるってご存知でしたか?

睡眠と歯の関係🦷

歯の健康を維持するためには日頃のデンタルケアが必要ですよね。
しかし、睡眠時間が不足している場合は歯周病のリスクが高まります。
睡眠不足になると食欲を向上させるホルモンが多く分泌され食事の量が増加します。
そのため、体重の増加並びに血糖コントロールも悪化していきます。
また、睡眠が短いと血糖値も上がる為、糖尿病にかかる確率が高くなります。
そして、糖尿病にかかると細菌に対する抵抗力や免疫力の低下などが生じ、歯周病になりやすくなるのです。
糖尿病にかかると歯周病は2倍かかりやすくなると言われています。

他にも、2018年には東北大学の歯科学研究科チームが「歯の本数」と「睡眠時間」の関係を明らかした研究結果を発表しました。
『高齢者における歯の本数と睡眠時間の関係が明らかに』
プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/10/press-20181004-01-teeth-jp.html
現在歯が20本以上の人と比較して 歯が0本の人たちは、短時間睡眠のリスクが1.4倍、または長時間睡眠のリスクが1.8倍であることが認められたとの事です。

適切な睡眠時間を⏰

睡眠は自律神経、ホルモン分泌、代謝、循環その他の多数の身体機能と連動しています。
質の良い睡眠によって十分に休養をとることが、生活習慣病の予防や治療に役立つことが広く知られるようになりました。
睡眠時間に関しては個人差や様々な考え方があるかと思いますが、信頼できる結論としては 「寝不足も寝すぎも良くない」ということです。
睡眠時間が短くなると唾液の量が減少します。
唾液が減ると口内の抗菌作用・自浄作用が弱くなり、細菌の増殖に抵抗が追い付きません。
これが睡眠不足によって虫歯ができる仕組みです。

また、 就寝前までに口の中のケアをしないと、翌朝の起床時には虫歯の原因となるミュータンス菌が夕食後の約30倍にも増加するという虫歯に関する研究結果もあります。
就寝前には歯磨きをして歯周病菌や虫歯菌などの細菌の総数を減らしておくことが極めて重要です。

予防で歯の健康を✨

歯磨き、デンタルフロス、マウスウォッシュ

飲食後のデンタルケアは、虫歯、歯周病、口臭予防になります。
就寝中は虫歯が最も進む時間なので、寝る前は丁寧に歯を磨くようにしましょう。

眠る直前の飲食はできるだけ避ける

唾液による自然修復が眠るまでに追いつかないためです。
また、質の良い睡眠をとるためにも就寝前の2~3時間前には食事を済ませて胃腸を休めることが大切です。

充分な睡眠時間を確保する

心と身体の健康面だけではなく、歯の病気予防としても睡眠不足も寝すぎも良くありません。
就寝と起床の時間を決めて充分な睡眠時間を確保するようにしましょう。

定期的に歯科検診へ行く

虫歯などの治療だけではなく、歯科では歯の健康をチェックするための検診も行っています。
歯石除去や歯ぐきの健康状態を診てもらい、何かあれば早期治療で改善していくことも大切です。

この記事の結論

以上が「睡眠と歯」についてのお話でした💁‍♀️

 

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