この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です🤗
今週も明るく、元気に、真剣にがんばります!
さて、今回は「寒い時期も要注意!体臭と睡眠の関係🧑‍⚕️秋冬ver」についてのお話です。
以前、夏の時期に投稿した睡眠と体臭の関係と少し似ていますが、秋冬の寒い時期でも体臭ケアは必要です。
先日、日本テレビ系列の「カズレーザーと学ぶ。」という健康に関する番組で「今年新発見!秋冬のヤバい体臭 緊急!皮膚ガス一斉チェック」という特集を拝見しました。
その中から一部抜粋して秋冬の体臭と睡眠の関係についてお話していきます。
※参考サイト
https://www.ntv.co.jp/kazu/articles/3115yufqfnv74yxo9uff.html
https://www.entax.news/post/202411060945-1.html

そもそも体臭とは?

まずは体臭についてのおさらいです。
人の体は、常にエネルギーを消費しているので、起きていても寝ていても、動いても動かなくても、暑くても寒くても汗をかきます。
体質、体格、性別、年齢によっても汗のかき方は人それぞれ異なりますが、発汗には2つのタイプがあります。

【温熱性発汗】
手と足の裏をのぞく全身に汗をかき、その汗が蒸発することで身体を冷やし、体温を一定に保つための汗で人の身体に備わった機能です。
【精神性発汗】
緊張、不安、焦りなどによる精神的なもので脇と手、足の裏に短時間かく汗とされています。

汗の成分の99%は水分のため、もともとニオイはありません。
体臭を生み出すのは汗そのものではなく、皮膚にすみついている雑菌(皮膚常在菌)です。

皮膚には、表面1cm当たりに20〜30種類、数十万個の細菌が存在するといわれおり、肌を乾燥や病気などから守っています。
これらの皮膚常在菌は、皮脂や角質に汗が混ざった物を栄養源として増殖し、その際に発生する脂肪酸などの物質が汗のニオイとなる「体臭」です。
この体臭にはさまざまな原因があり、自分で感じとれるニオイもあれば、他人にしか分からないニオイもあります。
緊張やストレスを感じたとき、辛い物を食べたときなどにも汗が出ますが、分泌されたばかりの皮脂や汗はほぼ無臭です。
時間が経って皮膚常在菌が作用することにより、これらに含まれる脂質やタンパク質、アミノ酸などの成分が酸化、分解されて不快なニオイのするガス(揮発性成分)=皮膚ガスを発するようになります。
その種類は800以上あり、加齢臭のもととなったり、異性を引き付けるニオイなどさまざまあります。
また、特定の食品を過剰摂取等した場合、食品成分から代謝生成された一部の揮発性成分は、汗腺や皮脂腺を通してガスとして出され、臭いの原因になることも報告されています。

食べていないのに発するニオイとは?

東海大学理学部教授・関根嘉香(ヨシカ)氏によると、ニンニクを食べた後に発せられることが多い「ジアリルジスルフィド」という皮膚ガスは、口だけでなく、皮膚表面からも出てきてしまうとの事。
これはニンニクの中のアリシンという硫黄化学物が分解されることで発生し、血液が全身を循環している過程でニオイを発するそうです。
関根氏らの研究グループが今年の8月に発表した研究結果によると、ニンニクを食べていなくても、ニンニク臭が体臭として出てきてしまう場合があるそうです。
その原因は、睡眠の質の低下=睡眠不足です。

腸内環境などが悪化し、本来なら分解されるものが、体内にたまってしまうことが原因と考えられています。
秋冬になると日照時間が短くなり、春夏に比べて体内時計が遅れやすくなります。
この時期の乾いた空気や寒さ、飲酒などが睡眠の質を悪くする要因となるため、秋冬でも体臭が強くなることがあるとの事です。
睡眠不足が原因であれば、睡眠時間の確保が大切ですが、昼寝は逆効果で20代女性の実験データでは、昼寝の前後でジアリルジスルフィドの数値が20倍以上増加したそうです。

その他のニオイとは?

冷え性による「ヘキサン酸」

今年6月に発見された冷え性が原因で発生する皮膚ガス「ヘキサン酸」があります。
銀杏のような独特なニオイで冷え性の人に多く、特に女性に多い傾向があると言います。
体が冷えを改善しようと血管の拡張や収縮を繰り返すことが原因でヘキサン酸が発生します。
人の体にとって必要なことであるからこそ、気付きやすいように強いニオイが発せられている可能性があるそうです。

特定悪臭物質の「ブタナール」

悪臭防止法で特定悪臭物質に指定されている「ブタナール」は暴飲暴食すると出やすくなる皮膚ガスです。
熟成されすぎたチーズのニオイと表現されることもあるといい、工場などからの発生が法律により規制されるほどの強烈なニオイです。
皮脂のためすぎが主な原因となり、焼き肉やすき焼きなどの動物性脂肪を多く含んだもの、あるいは飲酒後のラーメンなどを摂取すると皮脂がたまりやすくなります。
皮脂の表面にいる常在菌がたまった皮脂をエサにしてブタナールを発生させます。
他にも皮脂腺を刺激して、皮脂を過剰に分泌させる可能性があるアルコールの飲みすぎにも注意が必要です。

秋冬の体臭対策とは?

睡眠不足が原因のジアリルジスルフィド

美容や心身の健康のためにも十分な睡眠時間を確保して質の良い睡眠をとることが大切です。
中途半端な仮眠、昼寝などの睡眠は、体に負担がかかってニオイを強くしてしまう場合があるため、就寝時の睡眠時間をしっかり確保することが対策の一つになります。
また、睡眠以外では抗酸化作用のある食品の摂取やカテキンの入った緑茶、クロロゲン酸が豊富に含まれているコーヒーなどを毎日のむことで効果が期待できるそうです。

冷え性が原因のヘキサン酸

冷え性は末端までの血流やリンパの流れが悪くなっている状態です。
こまめにマッサージ、ストレッチ、軽い運動などで代謝をよくし、血流をよくすることがポイントです。
また、身体が冷えて腸が冷えると 善玉菌の活動が悪くなり、腸内環境が悪化して異常発酵ガスが発生しやすくなります。
入浴で体を温めたり、身体を冷やすものを摂り過ぎないこと、服装に工夫をして過ごすようにしましょう。

皮脂が原因のブタナール

脂っこいものを避けたり、過酸化脂質を消去してくれるビタミンB2を含んだレバーなどの食材を摂取するのがおすすめです。
また、皮脂をこまめに拭き取ったり、洗い流すことが大事です。
これからの季節は、同じコートを着続ける場合、ニオイが繊維に付着し、蓄積される可能性もあるため、定期的にクリーニングをしたり、消臭スプレーなどでケアするようにしましょう。

この記事の結論は?

以上が、「寒い時期も要注意!体臭と睡眠の関係🧑‍⚕️秋冬ver」についてのお話でした💁‍♀️
体臭を防ぐには、栄養バランスや睡眠時間などの生活習慣に気を配り、腸内環境を整えることでニオイの原因となる物質の発生を抑制することです。
皮膚ガスにはいろいろな種類がありますが、隠れた病気や疾患などが原因になっている可能性があるため、多汗症状やニオイが強い場合は、早めに専門医へ相談・治療をすることも大切です。
自分の体臭は気付きにくいからこそ、秋冬も意識的にニオイケアをしておきましょう👍

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