睡眠とお口のトラブル

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「睡眠とお口のトラブル」についてのお話です。
前回の「睡眠と歯」のお話に少し似ているかもしれませんね。
実は、お口のトラブルって自分で気付いていないことの方が多いってご存知でしたか?

睡眠と口臭👄

公益社団法人日本歯科医師会の2016年の調査によると、10代~70代の男女8割が口臭を気にしています。
自分では気づきにくいため、他人から口臭を指摘されたり、態度で示されたりした人のうち歯医者に行き治療をした人は全体の1割未満と言われています。
よくあるのが、起床して自分や家族の口臭がきつく感じたという事例です。

寝起きの口臭がきつくなってしまう原因は、 寝ている時の唾液の減少によるものです。
唾液はお口の中の細菌を洗い流す作用があり、臭いの元を取り除いてくれています。
しかし、就寝中は口を動かさないので唾液の分泌量が減り、乾燥した状態が続くことによって細菌がどんどん増殖します。
また、唾液を飲み込む回数も少なくなるので細菌を洗い流すこともできなくなり、口臭が発生することに繋がります。

睡眠不足も原因に😪

睡眠時間が減ることで自律神経が乱れがちになり、唾液が減り、胃腸の調子が悪くなっていきます。
同時に肝臓の機能が徐々に低下し、 ニオイの物質を解毒する機能が落ちてくるので体臭や口臭の原因になるという事です。
さらに活性酸素の分解がスムーズに行われず、細胞がダメージを受けやすい状態です。
細菌に対する抵抗力も低下し、歯周病を促進させてしまう要因にもなります。
口腔内環境のためにもデンタルケアを怠らず、睡眠時間をしっかりとるようにしましょう。

原因は他にも🤔

1生理的口臭

個人差はありますが、ほとんどの人に発生する口臭です。
寝起きや空腹時、緊張した時などに強くでてしまいます。
加齢に伴う唾液の減少の他に妊娠や生理など、ホルモンの変化によって口臭がきつくなることもあります。

2食べ物による口臭

玉ねぎ、にんにく、アルコールによる一時的に発生する口臭で、本来の口臭ではないので時間とともに臭いはなくなります。

3病的な口臭

歯周病やむし歯、ドライマウス、歯石、歯垢、入れ歯の清掃不足、舌の汚れなどのお口の中の疾患によるものが、病的な口臭の9割を占めています。
残りは、糖尿病や呼吸器系、消化器系、耳鼻咽喉的な全身疾患によるものです。

4ストレスによる口臭

口臭とストレスに100%関係があると証明はされていません。
しかし、ストレスにより唾液の量が減ると口臭の原因物質が増えるので、お口の中が臭くなるといわれています。

お口のトラブル対策✊

1しっかりと睡眠をとる

睡眠不足は、肌荒れ、毛髪の傷み、体調不良を招くだけではなく、自律神経の乱れやホルモン分泌の減少など体全体の不調に繋がります。
7~8時間の睡眠を心掛け、就寝時間と起床時間を決めて生活リズムを整えるようにしましょう。

2寝る前と朝の歯磨きを丁寧に

夜の歯磨きが疎かになると食べかすや歯垢が残ってしまうので、腐敗臭が発生してしまいます。
1本1本丁寧に磨き、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使って磨き残しが少なくなるようにしましょう。
朝はお口の中に細菌がたくさんいる状態なので、歯磨きや洗口液をして細菌を洗いながしましょう。

3舌についている舌苔を取り除く

舌苔とは舌の表面に付着している白い膜状の細菌の塊です。
舌苔は口臭の元になるので1日1回、舌ブラシを使って取り除くことが大切です。

4よく噛んで食べる

朝ご飯をよく噛んで食べることで唾液が分泌されます。
胃腸の消化もよくなるので口臭予防にも繋がります。

5寝る前にお水を飲む

寝ている時にお口がなるべく乾燥しないように、コップ1杯程度のお水を飲むように心がけましょう。

6専門医に相談する

お口の中やそれ以外の病気による口臭の場合は、それぞれ専門の病院を受診する必要があります。
もしも原因が分からずに悩まれている場合は、専門医に相談して早期発見・治療をしていきましょう。

この記事の結論は?

以上が「睡眠とお口のトラブル」についてのお話でした💁‍♀️
日頃のデンタルケアと睡眠時間の違いで口腔内環境は大きく変化します。
充分な睡眠、バランスのいい食事、適度な運動も大切ですよ。

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