睡眠と水泳

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「睡眠と水泳」についてのお話です🏊‍♀️
夏になると海やプールに入る人が増えますが、季節問わず普段から運動や習い事で水泳をされている方もいらっしゃると思います。
水泳は、日常生活であまり動かすこのとない筋肉を使うため、陸上とは違った運動効果があります。
体力向上、ダイエット効果の他にも水泳は睡眠にも効果的だという事をご存知でしたか?

泳げなくてもいいの?

海やプールで泳ぐことは、運動の観点から見ると多くの健康効果をもったスポーツでもあります。
アメリカ政府では健康のために1週間で150分の運動を推奨しており、水泳には体力と睡眠の質の向上、メンタルヘルスの向上、ダイエット効果、リハビリ効果、生活習慣病の予防に繋がるとされています。
とても効率的な有酸素運動であり、楽しみながら体を動かすことができるため、年齢に関わらず、リラックスしながらゆっくりもできますし、トレーニングとして取り入れることもできます。
まずは、水に入ってみて歩くだけでも全身の筋肉を使うので、泳ぐのが苦手な人にもおすすめです。

水泳のメリットとは?

全身の筋肉を使う

水中は空気中よりも12〜24倍の抵抗があるので、水中での動きには負荷がかかります。
浮力を利用すれば、陸上よりも体への負荷を少なく行うことができるため、過体重によるけがの心配も少ないです。
水の中で歩くだけでも体幹を使い、背泳ぎからハードなバタフライまで、ほとんどの泳ぎ方は全身の筋肉を必要するため、水圧による負荷がかかれば効率的な筋力アップに繋がります。
また、筋肉量が増加することで、基礎代謝量が増加し、カロリー消費や脂肪燃焼に効果的なカラダ作りができます。

カロリー消費率が高い

体重50kgの女性で比較した際、同じ100kcalを消費するのにウォーキング(時速3.6km)では約40分を要するのに対し、水泳では3分で消費するといわれています。
水温は体温よりも低いため、体の熱が奪われやすく、水中で体温を保持するために体はエネルギーを消費しています。
さらに水泳では全身の筋肉を使うため、乳酸が多く発生します。
陸上より酸素不足になり、肺や心臓に負担がかかる水中においては、乳酸がエネルギー源としての役割も果たしており、乳酸の消費量がエネルギー消費につながります。

肺活量の向上

肺はとても重要な臓器の一つで体内に酸素を供給し、二酸化炭素を吐き出すという役割をもっています。
運動中の筋肉に酸素を送流するのは心臓なので、運動をするとより酸素を必要として心拍数が上がります。
そうすると肺は通常よりも活発に働き、継続的な運動によって少しずつ活発な状態が常態化するように働くのです。
水中に潜って息継ぎをしながら運動をすることをくり返し、長期的に継続することで肺活量が向上します。

睡眠と水泳の関係とは?

運動習慣は慢性的な病気の予防、メンタルヘルスの改善、健康的な体重の維持に加え、体をきちんと休めることにもつながります。
水泳のような有酸素運動は寝つきを改善し、睡眠の質を高める効果があります。

皆様は、海やプールで運動をしたあとに眠気を感じたことはありませんか?
運動をしたときに人の体は、筋肉や体の末端へ血液が多く流れるため、代わりに脳への血液量が減少している状態です。
特にプールから出たあとは、体が下がってしまった表面の体温を戻そうとするため、体の中心の体温=深部体温が水中にいるときよりも下がっていきます。
深部体温が下がることで眠気が出てくることに加えて、水圧や水の抵抗などによりエネルギーを多く消費しているため、眠気を感じやすくなります。
また、適度な有酸素運動は、脳と体の回復とチャージをする徐波睡眠(ノンレム睡眠の1種)を促進する効果があります。

水泳での注意事項

ゆっくり、少しずつ始める

ランニングなどの運動経験が豊富でも、水中では環境が全く違います。
足を攣ったり、筋肉痛を防ぐため、水泳をする前は準備運動やストレッチなどで体をほぐしましょう。
準備運動をすることによって体を温めることができ、内臓も筋肉も水に入る準備をすることが出来るようになります。
休みながら少しづつ長距離にしていき、体を水と動きに慣らしていくのがベストです。
尚、怪我・疾患・持病などがある方で健康へのアプローチとして、新しい運動を生活に取り入れる場合は、事前に医師へ相談するようにしましょう。

安全第一

川、海、プールなどの水辺へ行く場合、一人での入水は大変危険です。
どんなに慣れていても、いつでも、どこでも、誰にでも事故が起こる可能性はあります。
家族や友達と行くか、ライフガードがいる場所を選ぶようにしてください。
外で泳ぐ場合は、体に取り付ける浮き具や掴むことができるもの、緊急の際に周りから目印になるものを用意しましょう。
事前に気象情報などをチェックするほか、禁止されているエリアや無人の場所で遊泳はせず、ルールを守って安全に泳ぎましょう。

この記事の結論は?

以上が「睡眠と水泳」についてのお話でした💁‍♀️
水泳だけでなく、水中ウォーキング、アクアビクスなど水の感触を全身で楽しんでいるだけでも、陸上では味わえない体の軽さや、心地よい疲労感で体にはさまざまな良い効果が期待できます。
疲労感を強く感じるまで追い込まず、目的によって継続することで効果があらわれやすくなります。
睡眠の質を向上させたいという方は、ぜひお試しください👍

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