睡眠と牛乳

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「睡眠と牛乳」についてのお話です🐄
以前に同様の記事を投稿しましたが、内容をアップデートしてお伝えしていきます。
ところで皆様は「眠れない時には牛乳を飲むと良い」という話を聞いたことはありますか?
牛乳が睡眠の質を上げてくれるという解釈ですが、果たしてそれが本当なのかをお話していきます。

医学的な結論がある?

医師・産業医の石川陽平先生がPRESIDENT Online様の記事でもご紹介しているのでサイトのURLをご案内させて頂きます。
「”温かい牛乳を飲むと熟睡できる”は本当か」
PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)様
https://president.jp/articles/-/24983?page=2
記事を読むと医学的には「半分正解、半分間違い」というお話がありました。

牛乳と睡眠の関係とは?

牛乳には「トリプトファン」が多く含まれています。
これらの物質の濃度は、昼に取れた牛乳と夜に取れた牛乳とで大きく異なります。
夜にとれた牛乳は昼にとれた牛乳よりもトリプトファン濃度が25%多いことが分かっています。
ただ、牛の搾乳は昼夜を問わず行われていることが多いようなので、市販の牛乳がいつの時間にとれたものなのかは、さすがに分からないですよね。

ですが、牛乳に含まれているトリプトファンはアミノ酸の一つで、脳や体を活動状態に導く「セロトニン」というホルモンを作るために必要な栄養素です。
体内で作られたセロトニンは、夜になると心身を眠りやすい状態に導いてくれる「メラトニン」に変化します。
メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれており、その働きによってより自然と入眠することができます。
寝つきの悪さを感じる方は、寝る前に牛乳を飲んで必要な栄養素を補給することが大切です。

牛乳の効果とは?

ホットミルクは体を温めてくれますが、飲んですぐに眠気がくる訳ではありません。
胃腸を休めるためにも寝る1~2時間前に飲むのがおすすめです。
トリプトファンやメラトニン以外にも牛乳には栄養素があります。

ビタミンA

肌トラブルに悩んでいる方にも牛乳はおすすめです。
牛乳には肌の材料となるたんぱく質の代謝を高めるビタミンB2、肌の乾燥を防ぐ作用があるビタミンAが多く含まれており、肌のハリや潤いをキープしやすくなります。

カルシウム

ホルモン分泌を正常にし安定させます。
日常生活でイライラする原因はさまざまありますが、その一つとして挙げられるのがカルシウム不足です。
カルシウムには精神を安定させて興奮を鎮める作用があり、足りなくなるとイライラに繋がってしまいます。
しかし、牛乳を飲めばカルシウムを効率良く摂取できるため、精神が安定して神経的な興奮を落ち着かせてくれます。

ビタミンB12

疲労緩和、体力低下抑制、貧血予防、精神の安定、記憶力アップなどの効果が期待できます。

その他の効果

・便秘の解消につながる
牛乳に含まれる乳糖には、周囲から水分を取り込んで便を柔らかくする働きがあるといわれています。
また、消化吸収の補助に役立つとされる善玉菌を増やす栄養素も含まれており、より良い腸内環境を保ちやすくなります。

ホットミルクがおすすめ

寝る前に牛乳を飲むと健康面に良い効果が期待できますが、人によってはお腹を壊してしまう可能性があるので注意が必要です。
牛乳に含まれる乳糖を消化する乳糖分解酵素が少ない場合、乳糖が分解されずに大腸に運ばれてしまいます。

そうすると腸内でガスが発生し、お腹を壊してしまう可能性があります。
なお、牛乳は温めて飲んだほうが乳糖を分解しやすくなり、お腹を壊しにくくなるといわれています。
寝る前の牛乳はホットミルクとして飲むことをおすすめしますが、たくさん飲むことで体調に影響を及ぼす場合がありますので、飲みすぎには注意しましょう。

この記事の結論は?

以上「睡眠と牛乳」についてのお話でした💁‍♀️
大人はもちろんですが、お子様の成長過程でも必要な栄養素が牛乳に含まれています。
小学校の給食では牛乳が提供されますが、夏休みなどの長期休みがあるとご家庭での摂取量が少なくなってしまうことがあります。
学校がお休みの間でも栄養バランスを考慮して、適量を摂取するように心掛けましょう✨

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