男女の睡眠時間差

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「男女の睡眠時間差」についてのお話です😴
食事と運動に並んで睡眠は、健康を支える3本柱の1つであり、スッキリと目覚めるためには1日6~7時間の睡眠が必要と言われています。
ですが、実際に必要な睡眠時間は、その人の年齢、精神的・身体的な活動量、ジェンダーといった多数の要素次第で変わりますよね。
そもそも男性と女性で睡眠時間に差があることはご存知でしたか?

男女の睡眠時間差とは?

国民生活時間調査で2020年に日本人の睡眠時間はどのくらいなのかの調査がありました。
国民全体の平均睡眠時間は7時間12分
男性は7時間20分
女性は7時間6分
女性の睡眠時間は男性より短くなっています。

高級寝具メーカー『A.H.Beard』の顧問睡眠エキスパートで睡眠科学者のカーメル・ハリントン博士によると、 女性は女性というだけで、男性よりも長い睡眠時間を必要とするとの事。
ほかのことではパートナーと息が合っても、必要な睡眠時間に関しては体のつくりが生まれつき違うことで変わっていきます。
思春期までは男の子でも女の子でも同じですが、思春期以降は死ぬまでずっと女性の睡眠時間は男性よりも長くなる必要があると発表しています。

睡眠時間差の理由とは?

では、なぜ女性の方が男性よりも睡眠時間が短いのでしょうか?
女性は男性よりも不眠や過度の眠気といった睡眠障害を抱えやすい傾向があります。
米国立睡眠財団の調べによると女性の約15%(男性の8%)はなにかしらの睡眠障害を経験しており、女性の63%(男性の54%)は少なくとも週3~4日の不眠に苦しんでいるという調査結果がでました。

ホルモンバランスの変化

女性の場合、ホルモンに睡眠を阻害されるケースは多いです。
生理が近づくと生理周期の特定のステージで眠れなくなる人もいれば、生理痛や体温の変化によって眠れなくなる人もいます。
月経前緊張症候群(PMT)でイライラしたり、不機嫌になったり、感情的になったりする人も多く、これもまた寝不足の典型的な要因になるそうです。
また、生理周期の後半では、睡眠ホルモンのメラトニンに体が反応しにくくなるため、就寝前の1時間はブルーライト(スマホ、テレビ、パソコンなどの使用)を避け、赤色光でメラトニンの産生を促すことが大切です。

妊娠・出産

妊娠・出産も女性の睡眠を阻害する大きな要因になります。
妊娠に伴う体重の増加、吐き気、レストレスレッグス(ムズムズ脚)症候群、逆流性食道炎は不眠をもたらすことに繋がっています。
睡眠が途切れる回数は極力減らしたいけれど、妊娠中の女性の多くは、上記に加えて不快感、生々しい夢、夜間の頻尿といった複数の問題に直面するため、まとまった睡眠が取れずにいる方も多いです。
また、出産時は身体へのダメージも大きく、出産後も育児、家事、仕事などをこなす中でホルモンバランスが乱れ、体に負担がかかることも睡眠不足に陥りやすくなります。

更年期

閉経前後の数年間は、ホルモンバランスの変動に伴うホットフラッシュや早朝覚醒で眠れなくなることが非常に多いです。
更年期に現れる、検査をしても異常は出てこないけれども体調が悪い状態、症状も現れたり消えたり、強くなったり弱くなったりと一定でない状況を更年期障害と言います。
女性ホルモンと自律神経のバランスの乱れが関係しており、のぼせ、ほてり、発汗、抑うつ、感情の起伏、不眠などの症状が現れやすくなります。

不眠予防も大切

上記の要因以外でも 男女問わず不眠に陥るリスクは誰にでもあります。
生活リズムや自律神経の乱れ、不安、ストレス、病気などいろいろな要因があります。
まずは、不眠を予防することを心掛けて少しずつ生活のリズムを整えていきましょう。

  • 週末を含め、毎日同じ時間に起きて寝る
  • 精神的にも身体的にもアクティブでいる
  • 1日最低30分の運動をする
  • カフェインの摂取は午後2時までにする
  • 寝室の温度を18~22℃に保つ
  • 就寝1時間前はブルーライトを浴びない
  • ブラインドを下げて、室内を赤色光などで薄暗くする
  • 自分に合う寝具で睡眠環境を整える

この記事の結論は?

以上が、「男女の睡眠時間差」についてのお話でした💁‍♀️
適切な睡眠をとることは、体の修復・回復能力を高めるだけでなく、感情や精神面でも素晴らしい効果をもたらします。
1日の睡眠時間を確保するために寝室と睡眠の衛生管理に気をつけていきましょう!

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