こたつ寝がダメな理由

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「こたつ寝がダメな理由」についてのお話です💁‍♀️
まだまだ寒いこの時期、皆様のおうちではこたつを使っていますか?
ポカポカして体が温まるので、つい眠くなってしまったことがある方もいらっしゃると思います。
ですが、実はこたつでそのまま寝てしまうのは、身体に思わぬ不調を招いてしまうことがあるので注意が必要です。

こたつ寝がダメな理由とは?

実際、暖かいこたつに入っているうちに眠くなり、そのまま“寝落ち”してしまうことはよくあるものですが、それが原因でどのような体調の変化があるのでしょうか?
こたつ寝がダメと言われている理由は、大きく分けて4つあります。

汗をかきすぎる

こたつで眠るのが良くないと言われる理由の一つが、汗をかきすぎてしまうことです。
通常、人は睡眠中にコップ約1杯分の汗をかくとされていますが、こたつは温度が高いため、寝ている間に体温を下げようと通常よりも大量の汗をかいてしまいます。
この汗が冷えてくると身体も冷えてしまいます。
特にこたつから出ている上半身は冷えてしまいやすいです。
汗で身体の水分量が減ることにより、免疫機能が低下してしまうこともあります。

睡眠の質が低下する

人は眠るときに身体の温度が下がるようにできています。
「シャワーよりも入浴した方が睡眠の質が高まる」と言われているのもこれが理由です。
ですが、こたつ40度程度の一定に保たれており、身体を暖め続けるため、深い睡眠に入れない状態に陥ります。
深部体温が下がりにくく、気分は心地良く眠りに就けていても、睡眠の質が低下してしまう恐れがあります。

身体がこりやすい

そもそも寝返りには、身体の血流を良くしたり、身体の一部に負担がかかるのを防ぐ効果があります。
健康な大人の場合、一晩に打つ寝返りの回数は約20回前後と言われています。
しかし、こたつの中で寝ると台の脚やヒーターが邪魔をしてスムーズな寝返りを打つのが難しくなります。
寝返りを打つ回数が少なくなれば、身体の一部に負担がかかってしまい肩こりや腰痛を引き起こしてしまうことがあります。

自律神経が乱れる

自律神経とは代謝や体温などの身体の機能を24時間コントロールしている神経のことです。
こたつは足元は暖かいですが、上半身は寒いままになります。
上半身と下半身の寒暖の差が激しくなると、体温を調節する自律神経が疲れて、乱れやすくなります。
自律神経が乱れると体調にさまざまな不調を引き起こし、睡眠障害にも繋がることがあるので注意しましょう。

こたつ寝のリスクとは?

風邪をひきやすくなる

「こたつで寝ると風邪をひく」と聞いたことがある人もいるかと思います。
医学的観点で見てみると、こたつと風邪の関連性を研究したデータはないのですが、関連はあると言われています。
こたつの中で“寝落ち”してしまうと脱水症状が起こりやすくなり、鼻や喉が乾燥しやすくなり、ウイルスに感染する可能性が高まることことが考えられるためです。
こたつで寝ることで自律神経が乱れて免疫力が下がり、風邪が発症しやすくなる可能性があります。

低温やけど

こたつの温度でやけどする心配はありませんが、こたつに長時間いると低温やけどしてしまう可能性があります。
低温やけどは、体温より少し高めの温度(40~50度)に長時間触れ続けることで起こります。
低温やけどは、肌がヒリヒリしたり赤くなったりといった症状がでます。
初期は自覚症状があまりないため、普通のやけどよりも重症化しやすいとも言われています。
寝ている間に発症すると重症化するまで気が付かない場合もあります。
もしご家族の方がこたつで寝ているのを見かけたら起こしてあげるか、こたつの電源を切ってあげてください。

脱水症状

こたつ内は温度が高いため汗をかきやすくなります。
そのまま汗をかき続けてしまうと体内からどんどん水分が失われてしまい、脱水症状を引き起こすことがあります。
発汗は人に備わった体温調節機能ですが、こたつの熱という外的要因にさらされることで、調節が間に合わなくなってしまうのです。
さらに当然のことながら睡眠中には水分補給ができないため、体内の水分が出ていくといった状態です。
脱水状態になるとめまい、頭痛、ふらつき、吐き気などの症状を引き起こします。
血液中の水分も失われてしまい血液の濃度がどんどん高くなるので、ドロドロの血液となり、濃い血液は、血管をスムーズに流れてくれないのでつまりやすい状態になっています。
もし、脳で血管の流れがつまってしまったら「脳梗塞」に、心臓でつまってしまったら「心筋梗塞」など、命にかかわる重大な病気を引き起こしてしまう原因になってしまう可能性があります。

倦怠感

こたつで寝ることによって睡眠の質の低下、体の凝り、むくみ、血流の悪化、発汗機能の異常によって体がだるく感じやすくなります。
これは自律神経が乱れやすくなり、日中の活動時間にも影響を及ぼします。
倦怠感は日中の眠気、過食や食欲不振、生あくび、めまい、頭痛、集中力の低下などにも繋がります。
長時間のこたつの使用は避け、就寝時は、布団へ入って体を休めるようにしましょう。

こたつ寝の予防方法とは?

ここからは、こたつでうたた寝を予防するための方法を解説します。
手軽に実践できるので、ぜひ取り入れてみてください。

眠気を感じたら布団へ移動する

「眠たくなったら布団に移動する。寝るときは布団で寝る。」
これが一番正しい方法だと思います。
眠気を感じたままこたつで過ごすと、そのまま寝てしまう危険性があります。
こたつで過ごす時間が快適な気持ちはわかりますが、眠気が強くなっては移動するのも難しくなるでしょう。
起きたときの不快感を軽減するためにも、できるだけ早めに移動して布団で質の良い睡眠をとりましょう。

アラームをかける

こたつに入ってから定期的にアラームをかけておくと、万が一寝てしまったときでも気づき布団に移動できます。
アラーム一回では起きられない可能性もあるため、30分ごとにかけておくと安心です。
時間に区切りをつけやすいので、こたつに長居してしまう人にもおすすめです。
家族がいる場合には、家族にお願いして起こしてもらうのもよいでしょう。

飲酒時は使用を避ける

飲酒時にこたつを使うのは、そもそもやめておきましょう。
飲酒した後は眠くなりやすく、寝る前の寝酒の習慣がある人も存在します。
熟眠してしまうと低温やけど、脱水症状などで身体に異変が起きてもすぐに気づくことができません。
また、アルコールには脱水作用があるので、こたつで寝てしまうと脱水症状を加速させてしまう危険性もあります。
飲酒をすればこたつに入ったまま寝てしまう可能性も高くなるため、安全のためにも飲酒後はこたつの使用を避け布団に入るのがおすすめです。

この記事の結論は?

以上が「こたつ寝がダメな理由」についてのお話でした💁‍♀️
リラックス状態になっている時は、こたつから出たくない気持ちが勝ってしまいますが、健康面を考えて正しく使用するのがベストです。
一歩間違えると体に深刻な影響を及ぼすことをぜひ心に留めていただきたいと思います。
快適なベッドを作ることで、誘惑の多いこたつ寝とお別れできるかもしれません。
自分に合った枕やマットレス、リネンを選んで、こたつに勝る心地良さをつくりましょう✨

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