睡眠とお肌

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「睡眠とお肌」についてのお話です。
この時期は、季節の変わり目で陽射しによる紫外線が徐々に強くなり、花粉などが飛散することでお肌へのダメージが大きくなります。
また、新年度が始まれば生活環境の変化によるストレス、生活リズムや食生活の乱れで肌が荒れる人も少なくありません。
栄養不足、運動不足、睡眠不足は体調不良の元であり、不調のサインは肌やお顔にも表れます。
以前も投稿した記事ですが、今回は、睡眠とお肌の関係について内容をアップデートしてお話していきます。

睡眠とお肌の関係とは?

私たち人間は、日中身体が受けたダメージを睡眠中に治すような仕組みで生きています。
睡眠中は、疲労回復だけではなく、すこやかな肌を保つためのターンオーバー(肌代謝)が活発化します。
正常なターンオーバーの周期は約6週間といわれています。
しかし、睡眠不足が続くとそのサイクルが遅くなり、古くなった角質が肌の表面に残り、肌荒れを引き起こしやすくなります。
また、私たちの心身の状態は、自律神経と大きく関わっています。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つから成り立っていて、この2つがバランスよく作用し合うことで心身の健康を保っています。
十分な睡眠は、副交感神経を周期的に優位にし、自律神経のバランスを整え、すこやかな肌をつくります。
睡眠不足になると、身体が活発に動いている時に作用する交感神経が優位に働くため、精神的にも身体的にも緊張状態が続いてしまいます。
身体が休息している時に作用している交感神経には、男性ホルモンを活性化する作用があるため、皮脂分泌が増加し、肌荒れをまねく原因となります。

交感神経

身体が活発に動いている時に作用している神経で、緊張状態をつくり出します。

副交感神経

身体が休息している時に作用している神経で、リラックスしている状態をつくり出します。

肌のターンオーバーとは?

肌のターンオーバーとは、皮膚のもっとも外側の層(表皮)で起きる、細胞の新陳代謝や生まれ変わりのことです。
質の高い睡眠を取ると、このターンオーバーを促す成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンはターンオーバーの促進をサポートするだけでなく細胞分裂やタンパク質の合成も促し、日中の疲れや肌ダメージを回復させるなどの働きもあります。
このため、質の高い睡眠をとることは肌の新陳代謝を促し、トラブルのない美しい肌を作ると同時に日中の体の疲れをとることにも効果的です。
睡眠の質とは、眠りの深さを指します。

特に眠りが深くなるのは入眠後約3時間とされており、深い眠りの「ノンレム睡眠」のあとには浅い眠りの「レム睡眠」が交互に訪れます。
睡眠中はこの「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」のワンセット約90分を繰り返しています。
睡眠の質が悪かったり、睡眠時間が足りないと肌の生まれ変わりを促すターンオーバーが乱れてしまいます。
そのため睡眠不足や睡眠の質の低下は、肌荒れ、ニキビといった肌トラブルにつながる恐れがあるため注意が必要です。

肌トラブル予防・改善方法

睡眠不足が肌荒れの原因になること、肌の調子を整えるためには睡眠の質が大切ですよね。
そうなると、睡眠の質を高めるためには、生活習慣の見直しも必要になっていきます。
バランスのいい食事、適度な運動、充分な睡眠が基本になりますが、毎日のスキンケアと同じように取り入れることで肌質改善に繋がります。

朝日をあびる

太陽の光を浴びることで分泌されるのがセロトニンです。
セロトニンが分泌された約14~16時間後に自然な眠りを促すメラトニンが分泌されることから、生活習慣を整えるためにも朝日を浴びることが有効的です。

乾燥を防ぐ

入眠中に空気の乾燥や寝相により、肌が乾いたり、外的刺激を受けたりする可能性があるため、入浴後には基礎化粧品で十分保湿ケアをする必要があります。
化粧水のみで済まさず、必ず乳液、クリームでうるおいにフタをすることを忘れずに行ってください。

肌に負担の少ない衣類で眠る

眠っている間、人はコップ1杯程度の汗をかくとされているため、通気性の低い衣類は避けたほうが良いでしょう。
寝る時に着るものは、締め付けの少ない、吸水性、通気性に優れたパジャマがおすすめです。

寝る前の運動・食事は避ける

激しい運動をすると交感神経が優位になり、覚醒状態となってしまいます。
入眠しにくくなるため、良質な睡眠のためにも運動は寝る時間の3時間前を目安に済ませるようにしましょう。
食事も眠る3時間前までに済ませ、食べ物が消化された状態で眠ると良いでしょう。
入眠前に食事を取ると、レプチンというホルモンが胃腸を働かせることにより食べ物の消化に体内のエネルギーが消費されるため、眠りが浅くなってしまう原因になります。

寝る前にスマホ、PCなどを操作しない

電子機器の明るい画面から発されるブルーライトにより、眠りにつきにくくなってしまうおそれがあるため注意が必要です。
寝る前に強い光をあびることでメラトニンの分泌が妨げられ、覚醒状態となり、眠気が生じにくくなる場合もあります。

寝具のカバーは毎日交換する

布団や枕本体は頻繁に洗うことが出来ないため、カバーをこまめに洗濯して取り換えることで清潔に保つことができます。
同じカバーを使い続けていたり、カバーが無いまま使用していると汗や皮脂が吸収された不衛生な状態になります。
肌荒れや頭皮のかゆみなどの原因になり、ダニやカビの繁殖に繋がります。

この記事の結論は?

以上が、「睡眠とお肌」についてのお話でした💁‍♀️
女性の方はホルモンバラスが乱れたり、成長期の学生さんなら男女問わず肌荒れに悩む人も多いと思います。
中には睡眠、食事、運動、普段のスキンケアなどの衛生面に気をつけていても改善されないこともあります。
スキンケアが合わなかったり、食事や花粉などのアレルギー反応、疾患や病気など、肌荒れの原因は人によって異なるため、改善されない場合は専門の病院で診てもらうようにしましょう。

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