睡眠とホットココア

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「睡眠とホットココア」についてのお話です☕
冬になると自販機などで目につくホットココアですが、皆様はホットココアにどのような効果があるかご存知でしょうか?
以前、紹介した「睡眠とチョコレート」もおすすめですが、寝る前に飲むココアは得られる効果が少し違います。
ココアの効果、おすすめの飲み方などについてご紹介します。

ホットココアの効果とは?

ほど良い甘味と深い味わいが楽しめるココアは、老若男女問わずホッと一息つきたい時によく飲まれている人気の飲み物ですよね。
ココアの魅力は味だけではなく、睡眠、美容、健康面に関して良い効果があり、寝る前に飲む飲み物としても注目を集めています。
【寝る前にココアを飲むと得られる効果】

睡眠の質が高まる

ココアには「テオブロミン」が含まれているため、自律神経を整えて体をリラックスさせる効果があり、自律神経の乱れを防ぎやすくなります。
このテオブロミンは、カカオ豆を原料に作られるチョコレートやココアに多く含まれる成分です。
血管を拡張させて血流量を上げ、体温を上昇させる働きがあります。
脳内物質のセロトニンに働きかけて、食欲を抑え、リラックスさせる作用も含まれています。
また、強心作用、腎血管の拡張、尿細管の再吸収抑制などで利尿効果があるとされているものです。
寝る前にリラックスすることで入眠しやすくなり、睡眠の質がより高まります。

疲労回復効果がある

ココアに含まれるテオブロミンには、体の疲れを癒す疲労回復効果もあるといわれています。
睡眠をとることでも疲労は回復できますが、寝る前にココアを飲めばさらなる疲労回復効果に期待できるでしょう。
一般的なココアには体の疲労物質を取り除く糖質が含まれています。
糖質は筋肉に溜まった疲労物質を取り除いてくれるので、肉体的な疲労を感じやすい方にもおすすめです。
ただし、ココアそのものと糖質が含まれているもの全般では、含まれている成分が違うので期待できる効果も異なります。

腸内改善効果がある

ココアは普段から便秘に悩まされている方にもおすすめの飲み物です。
ココアには不溶性の食物繊維の一つ「リグニン」が含まれており、腸内環境を改善して便が体内に留まる時間を短くする効果に期待できます。
このリグニンとは、いちごやラズベリーの種の部分、豆類、ココアやチョコレート(カカオ豆)、ピーナッツなどに含まれています。
強い酸やアルカリにも強く、大腸内でも消化、吸収されないことから腸内細菌で分解されにくいため、発酵分解を受けずに排泄されます。
腸内に食物繊維があると腸からの糖分の吸収速度が緩やかになり、急な血糖の上昇を防ぐことから糖尿病など生活習慣病の予防に力を発揮します。
便秘にはさまざまな原因がありますが、習慣的な便秘は主に食物繊維の摂取不足が原因だといわれています。
ココアを寝る前に飲んで食物繊維を摂取すれば、便秘に関する悩みを解消しやすくなるでしょう。

ココアとチョコの違いとは?

チョコレートとココアは同じ原料のカカオ豆から作られています。
カカオ豆を発酵・乾燥し、砕いて皮などを取り除き、炒ってすりつぶしペースト状にしてから固形化し(カカオマスと言います)、ココアバター(カカオ豆の油脂)やミルク、砂糖を加えて固形にしたものがチョコレートです。

このカカオマスからココアバターの一部を取り除いてパウダー状にしたものがココアです。
さらに砂糖、粉乳を加えて簡単に飲みやすく調整したものが調整ココアといいます。
「ホットチョコレートとココアの違いはあるの?」という疑問がでてきますが、この2つの違いはチョコレートを使っているかどうか(ココアバターが含まれているかどうか)ということになります。
ココア=ココアパウダー(ココアバター抜)+ミルク(+砂糖)
ホットチョコレート=チョコレート(ココアバター含)+ミルク(+砂糖)
ホットチョコレートには、ベースとなるチョコレートにココアバターの油分が含まれているため、より豊かに濃厚に感じられることが多いようです。
一方でココアは優しくスッキリとした味わいです。

ホットココアの飲み方とは?

ココアには、ココアパウダーを主な原材料とした「ピュアココア」、ピュアココアに砂糖や脱脂粉乳などを加えた「調整ココア」の2種類があります。
寝る前にココアを飲むのなら、ピュアココアがおすすめです。
調整ココアよりもピュアココアの方がカカオポリフェノールの保有量が多いため、より高い美容効果に期待できます。
また、ピュアココアには砂糖が入っていないため、ダイエットしている時期でも飲みやすいでしょう。
ただし、ピュアココアは砂糖などの材料が用いられていない分、そのまま飲むと苦いので注意してください。

牛乳を混ぜる

一般的に広く知られているのが、ピュアココアと牛乳の組み合わせです。
ココアに含まれる豊富な栄養素だけでなく、牛乳に含まれるカルシウムを同時に摂取できるのが魅力です。
カルシウムにはリラックス効果があるため、寝る前に飲めばより入眠しやすくなります。
牛乳に含まれるビタミンには、肌に弾力を与えて乾燥を防いでくれる効果があります。
肌トラブルに悩んでいる方には、特におすすめの組み合わせです。

豆乳を混ぜる

ダイエットに力を入れている方は牛乳ではなく、ピュアココアと豆乳の組み合わせがおすすめです。
豆乳の原料である大豆は体内での吸収率が高く吸収速度にも時間がかかるため、飲むと満腹感を得られます。
ダイエット中に空腹を我慢していると「お腹が空いて眠れない」という状況に陥りやすいですが、寝る前にピュアココアに豆乳を入れて飲めば、程良い満腹感を得て入眠できるでしょう。

ハチミツを混ぜる

ピュアココアならではの苦味が苦手な方は、ハチミツを入れると良いでしょう。
ハチミツの甘さで苦味を解消できるのはもちろん、ハチミツを形成しているブドウ糖の効果によって疲労回復にも期待ができます。
ハチミツは砂糖と比べると低カロリーなので、「甘いのが好きだけど太らないか心配」という方でも安心です。

きなこを混ぜる

きなこは、豊富なビタミンやミネラルが含まれている栄養素の高い食品です。
ココアに入れて飲むと、美肌効果や腸内環境の改善、貧血の予防など、健康や美容に関するさまざまな効果が期待できます。
ただし、過剰に摂取するとお腹を壊す原因になる可能性があるので注意が必要です。
ココアにきなこを入れる場合は、大さじ2杯以下の量に留めましょう。

ココアを飲むときの注意点

ココアを寝る前に飲むとさまざまな美容・健康効果を得られますが、飲みすぎないように注意してください。
ココアにはわずかにカフェインが含まれているため、飲みすぎるとカフェインの覚醒作用によって眠れなくなる可能性があります。
なお、一般的にカフェインが含まれていることで知られているコーヒー、お茶類などと比べ、ココアに含まれるカフェインの量ははるかに少ないです。
しかし、カフェインが入っていることには変わらないので、カフェインに敏感な方は飲む時間を調整したり、量を減らすなどして工夫しましょう。
また、血圧・血糖値が高い方、糖尿病などで食事制限などがある方は、必ず医師へ相談してから摂取するようにしましょう

この記事の結論は?

以上が、「睡眠とホットココア」のお話でした💁‍♀️
ココアを飲むと睡眠の質は高められますが、これは睡眠を手助けしてくれる方法のひとつです。
充分な睡眠時間を確保し、バランスの良い食事、適度な運動などで規則正しい生活を心掛けることが大切です。
「最近よく眠れていない」という方は寝る前にホットココアを試してみてはいかがでしょうか?

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