梅雨時の布団手入れ

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「梅雨時の布団手入れ」についてのお話です💁‍♀️
最近は雨の日が増え、先日は西日本の地域で梅雨入りが発表されましたね。
例年より早い梅雨入りとの事でしたので、関東地方や東北地方ももうすぐかもしれません。
そうなると雨の季節に困るのが、布団などの寝具類のお手入れです。
カラッと晴れた日に布団を干して気持ちよく眠るということがなかなかできないので、どのようなお手入れが必要なのかをお話していきます。
※収納場所の湿気対策に関する詳しいお話は、こちらをご覧ください✨
収納の湿気対策

梅雨時のお手入れとは?

梅雨時期は、こまめなお手入れによる湿気対策が必要です。
高温多湿は、布団にとって大敵のダニやカビが増える好条件が揃っています。

特に雨が降っていると窓を開けて換気が出来ないため、締め切った空間のホコリっぽい室内、掃除が行き届いていない箇所は、カビの胞子が育ちやすくなります。
また、湿度が高ければ高いほど、湿気を吸って寝具が重くなります。
もともと人は寝ている間にコップ約1杯分の汗をかくため、布団の手入れを怠るとカビが発生しやすくなり、布団の寿命が短くなってしまいます。
原因となる湿気対策を十分に行うことで快適に使用でき、ふとんを長持ちさせることが可能です。

お手入れ方法とは?

敷ふとん

寝具類の中でも特に汚れや湿気の影響を受けるのが敷きふとんです。
天気が良ければ天日干しをして湿気を飛ばす方法は有効ですが、梅雨ではなかなか難しいですよね。
自宅に布団乾燥機があれば、 こまめに乾燥機を使いましょう。
布団の乾燥は、カビやダニ対策にもなり、天気の悪い日でもサラッとした布団に寝ることができて快適です。
梅雨の晴れ間に布団を干す際、前日が雨だった場合は、空気が湿っているため、朝早くではなく、お昼前ぐらいから干すようにしましょう。
また、布団は敷きっぱなしにせず、毎日きちんと上げ下ろしをすることが大切です。
室内で布団を掛けておくことのできる布団干しもあるので、押入れにしまう前に短時間でも布団干しに掛けておくことで湿気対策になります。
ただし、朝起きてすぐにふとんを畳んでしまうと湿気がこもってしまいます。
起きてから1時間くらいはふとんをめくった状態で放置し、湿気を逃してから収納しましょう。
朝に時間が無いという方は、起きたらすぐに扇風機をあてて、家を出る前に畳むなどの方法も効果的です。

マットレス

ベッドで寝ている場合は、マットレスの湿気対策が重要になってきます。
マットレスには湿気がこもりやすいので、カビが生えないように気をつけましょう。
朝、ベッドから出たら掛け布団を足元によけて、昼間はマット表面を空気にあてておくと、湿気がこもりません。

マットレスを外に干すことはできませんが、時々ベッドからマットレスを外して立てかけておくだけでも湿気が抜けます。
マットレスの同じ面だけを使っているとそこに湿気がたまるため、定期的に身体が当たる面の上下を交換したり、両面使用可能なタイプであれば表裏を逆にしたりするローテーションも合わせて行うとよいでしょう。
ベッドとマットレスの間に敷いておくことのできる除湿マットもおすすめです。

シーツ・カバー

寝ている間にはたくさん汗をかくので、目に見えなくてもシーツや布団カバーにはたくさんの汚れがついています。
湿気と同じくらいカビの好物なのが、人間の皮脂や汗です。
そのまま使い続けると皮膚トラブルを起こしたり、ダニの死骸やフンでアレルギーを引き起こす原因にもなってしまいます。
こまめに洗いたいところですが、梅雨時はなかなか大物を洗う機会も無いので、シーツやカバーは少し多めにスペアを用意しておきましょう。

枕・パジャマ

枕やパジャマなどの小物類のお手入れも重要です。
枕は顔や頭皮などの肌が直接触れる寝具のため、衛生的にもキレイに保つ必要があます。
枕カバーは定期的に洗濯するようにし、晴れた日には枕本体を天日干しておくとさらに快適に使用できます。
パジャマも素肌に触れるものなので、2日〜3日着たら洗うようにしましょう。

気候に合った寝具を使う

梅雨~夏の時期は特に通気性・吸水性に優れた天然素材を選んで使用しましょう。

涼しさで選ぶのなら「麻」

サラッとした質感だけではなく、素材自体に抗菌作用があるので、汗や皮脂の汚れや臭いがつきにくく、雑菌が繁殖しにくい特徴があります。

手軽さで選ぶのなら「綿」

同じ天然繊維で吸水性・吸放湿性に優れているのは綿素材です。
洗濯もしやすいという手軽さもあり、綿のタオルケットやガーゼケットもおすすめです。

夏でも使える「羽毛」

保温性、吸湿性、放湿性も抜群で大量の汗をかいても発散させてくれる効果があります。
もともと軽い素材ですが、夏場は少し薄めの合掛羽毛布団を使うと更に寝心地が良くなります。

冷感使用の「ポリエステル」

冷感素材を使用した寝具は、接触冷感で入眠の際は快適に使用できるかと思います。
ただ、素材としてはポリエステルなどの化学繊維のものが多いので、最終的に朝起きたときの熟眠感が下がってしまったり、途中で寝苦しくなり起きてしまったということもありますので注意が必要です。

この記事の結論は?

以上が「梅雨時の布団手入れ」についてのお話でした💁‍♀️
布団を片付ける押入れに湿気がこもっていると、布団は更に湿気を吸ってしまいます。
押入れの中にすのこを敷いたり、除湿剤を入れ、戸は隙間をあけておくようにしましょう。
また、寝室全体の“湿気対策”を意識することで、正しい寝具ケアを行うことができます。
・室内を清潔に保つ
・しっかりと換気を行う
・エアコンは適切な設定で使用する
・扇風機やサーキュレーターを使う
・除湿機で湿度をコントロールする
梅雨の時期は不安定な天候や気温の変化により、体調を崩しやすい時期でもあります。
布団のお手入れと湿気対策で快適な睡眠ができるようにしましょう。

おすすめの記事