就寝中のナイトキャップ

この記事でわかること

こんにちは!仙台青葉店の石川です😊
今週も明るく、元気に、真剣に頑張ります!
さて、今回は「就寝中のナイトキャップ」についてのお話です🌙
夜、寝ている間にかぶるための帽子で髪の長い方などが使っているイメージがありますよね。
欧米では昔から就寝時によく使われているもので、子供用のナイトキャップも普及しています。
このナイトキャップには、どのような効果があるのかをお話していきます。
※睡眠と毛髪に関する詳しいお話は、こちらもチェックです✨
睡眠と毛髪

ナイトキャップとは?

もともとナイトキャップは、中世のヨーロッパ諸国で防寒やシラミなどの寄生虫予防を目的として使われていたものです。
また、中世には派手で大きなカツラを使用することが流行ったり、髪型を整えるために整髪料を多く使ったりしたため、就寝時には頭をすっぽりと覆ってくれるナイトキャップが役に立ちました。

現在のナイトキャップは、昔の使用目的とは離れて「 髪の傷みを防ぎ、丈夫で健康的な髪、頭皮を保つもの」として需要が生まれています。
ニットタイプのナイトキャップは、就寝中だけでなく、日中でも使用できますし、抗がん剤の副作用による脱毛症ケアにも使用されるなど、活躍の場面も広がっています。
寝具に付着した汚れやダニなどが頭部に付着するのも防いでくれる役割もあり、健康的な頭皮環境を維持するためのアイテムです。

ナイトキャップの効果とは?

皆様は、寝ている間に頭皮や髪の毛がどのような状態になっているかご存知でしょうか?
髪や頭皮に良いシャンプー、トリートメント、ヘアオイルなどのヘアケア用品を使っていても、寝ている間にもケアがされていなければ、効果は半減してしまいます。
ナイトキャップを被ることは、下記のような効果があります。

摩擦ダメージを軽減

成人の頭の重さは約4〜6kgといわれており、就寝中は枕に面する頭部・髪の毛に荷重がかかります。
この頭部の重さと枕の間に髪が挟まれた状態で寝返りを打つと髪の毛の一本一本が、摩擦によるダメージを受けて傷つきます。
ナイトキャップを被って髪の毛や頭部を覆うことによって、寝返りなどによる髪の毛への摩擦ダメージを軽減できるといわれています。

髪と頭皮の乾燥を防ぐ

お肌と一緒で乾燥は髪・頭皮の健康の大敵です。
頭皮が乾燥すると抜け毛やフケが増え、かゆみを感じることもあります。
眠っている間のかゆみは安眠の妨げになり、無意識にかゆいところをひっかくと頭皮に傷がつきます。
ナイトキャップは髪をカバーするので適度に保湿し、乾燥を防いでくれます。

寝ぐせ、髪の絡まり予防

頭に荷重がかかった状態で何度も寝返りを打つと、寝癖がひどくなることや髪の毛が絡まってしまうことも珍しくありません。
ナイトキャップは、髪を納めてまとめてくれるので、寝ぐせや絡まりが起きにくくなります。
寝ている間のダメージを防ぐだけではなく、その後のケアも楽に済ませられます。

髪・頭皮が汚れるのを防ぐ、害虫被害を予防する

毎日きれいに掃除していても、ホコリが枕についたり天井から落ちてきたりするものです。
ナイトキャップをかぶれば、髪と頭皮が直接寝具につくことがないため、衛生的に保てます。
他にも寝具のダニ、夏場の蚊などの害虫から頭部を守ってくれます。

安眠に繋がる

基本的には夜間の室内で被るアイテムで気温が下がる冬場の夜には、髪の毛や頭皮を暖かく包み込んで保湿、保温をしてくれます。
暑い夏場の夜も通気性の良いナイトキャップを被ることで寝汗を吸収し、髪の毛が顔や首などに張り付くことがないため、肌荒れやかゆみの予防にもなります。

間違った使い方に注意!

効果を見る限りでは頭皮・髪の毛を良い状態に保ってくれることがわかりますが、これはあくまでも正しい被り方をしている場合の話です。
間違った使い方をすると髪や頭皮に悪影響になる場合もあります。

髪の毛が濡れた状態のまま被る

お風呂上がりに髪の毛が濡れた状態のままナイトキャップを被ってしまうと、キューティクルが開いた状態のままになり、毛髪内部のタンパク質・水分が流れ出るため注意が必要です。
さらに 髪が濡れて湿った状態でいると雑菌が繁殖しやすくなって頭皮環境の悪化を招き、薄毛、抜け毛、切れ毛の原因にもつながります。
しっかりとドライヤーを使って髪の毛を乾かしたうえで被るようにしましょう。

寝汗で蒸れる

体質、素材によって寝汗で頭が蒸れる場合は、上記でお話しした内容と同様に雑菌が繁殖して頭皮環境が悪化してしまいかねません。
さらに汗や皮脂によって毛穴が詰まり、薄毛のリスクを高める恐れがあるため、 通気性の高い素材を使ったナイトキャップを使用することをおすすめします。
化学繊維のナイトキャップは蒸れやすいため、吸湿性の高いシルク製ナイトキャップなどを使用しましょう。

サイズが合っていない

眠っている間にナイトキャップが脱げてしまう場合は、自分自身の頭のサイズが合っていない可能性があります。
脱げるということは最初から被っていないのと同じになってしまうため、きちんと自分のサイズに合ったものやサイズ調節できるタイプのものを選びましょう。
また、起きたときに髪の毛にナイトキャップのあとが付いている場合は、サイズが窮屈すぎる可能性があり、頭部の血流の妨げになっているかもしれないため、少し大きめのものに変えることをおすすめします。

この記事の結論は?

以上が「就寝中のナイトキャップ」についてのお話でした💁‍♀️
ナイトキャップを被ることで頭皮・髪の毛への摩擦ダメージ軽減や乾燥予防、寝癖・髪の毛の絡まりを防ぐといった効果が期待できます。
老若男女関係なく使えるものなので、頭皮の乾燥や髪のダメージを防ぎたい方は、ぜひご参考になさってください👍

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